ごあいさつ
公立世羅中央病院院長の來嶋でございます。新年度を迎え、ご挨拶申し上げます。
2019年に突然、世界を震撼させたCOVID-19によって我々のこれまでの日常はずいぶん様変わりしました。緊急事態宣言の時期には外出さえままならず、窮屈な生活を強いられましたが、ワクチンや治療薬の早急な開発により、人類はまた未知なる敵に、「共存」というべきかもしれませんが、打ち勝とうとしています。今月からは指定感染症第2類から5類に引き下げられます。巷ではマスク着用も本人の判断に委ねられることとなり、新型コロナ感染症拡大前と同様な社会生活を取り戻せる兆しが見えてまいりました。これは環境の変化に我々人類がうまく「変わる」ことができたからだと思います。我々の日常生活においても、今では当たり前となったweb会議やオンライン面会などの普及は目まぐるしく、個人的には先日、「道の駅」を訪れた時に、地域の飲食店が数多くテイクアウトできる商品を開発されていて、デザインもひと工夫されており、品揃えはよりどりみどり。見るだけでも楽しく、またどれもとても美味しかった。お気に入りの店の料理が自宅でも十分に味わえるようになったのは、それぞれが生き残りをかけて「変わる」ことができた成果だと思いました。当院も見習って「変わる」ことの必要性を痛感させられました。悪いことばかりじゃなかったなと感じている今日この頃です。
当院では引き続き院内の感染対策を徹底してまいります。入院患者さんの面会につきましては5月8日から緩和していく予定でございますが、院内ではマスクの着用をお願いいたします。引き続きオンライン面会を用意しておりますので、ご利用ください。
さらに本館東側の第2駐車場行きエレベーターも運転を再開することで東側の入り口と、西館売店の入り口も利用可能となりますので、ご利用ください。
また4月から消化器内科医、血液内科医、腎臓内科医、リハビリ科医それぞれ1名ずつが着任しています。さらに6月からは麻酔科医1名が新しく着任します。看護師をはじめ新たなメンバーが加わり、ますます診療体制が充実しております。地域の皆様にはより専門的で質の高い高度な医療を提供できることと存じますのでご報告申し上げます。診察日、診察時間など詳しくはホームページや広報誌の「外来診療案内」をご参照ください。
さらに今年12月には、昨年延期となりました日本医療病院評価機構が行う病院機能評価の受審を予定しております。安全で質の高い持続可能な診療を提供すべく、是非ともクリアする所存で職員一同、力を注いで参ります。
以上、簡単ではありますが現在の当院の活動状況を報告させていただきました。今後とも、公立世羅中央病院へのご理解とご協力のほど、何卒、よろしくお願い申し上げます。
2023年5月吉日
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