目的(背景など)
①貴病院の理念
②地域の地理的特性
③地域の災害経験 |
①公立世羅中央病院は「質の高い医療を提供し、地域を守ります。」の理念のもとに、大規模な地震・風水害等自然災害またはそれに類する事態が発生した場合でも、病院機能を可能な限り維持しまたは早期に復旧し、病院内の全職員が協力し、初動、急性期から復興期に至るまで切れ目なく災害医療活動を継続することにより、人命救助を行い、地域社会の早期復興に貢献するため、本事業継続計画(BCP)を策定する。
②世羅町は広島県の中東部の中山間地域に位置し、標高350m~450mの台地を形成し、瀬戸内海に流れる芦田川水系と、日本海に流れる江の川水系の分水嶺となっており、病院の近くを芦田川と手綱川が流れている。近年では、温暖化による年間降水量も増加し、短時間に局所的な豪雨による川の増水が見られる。また、標高635mの新山の北方にある釈久和池も豪雨の場合、浸水の危険がある。
③H30.6.28~7.8にかけての 西日本豪雨災害時には、世羅町に繋がる幹線道路が土砂災害等により陸の孤島となり、2日間は資材等が届かない状況となった。また、土砂災害等による救急活動も実施した。R元.9.11 落雷による停電で復旧ができず、3時間あまり停電となった。H29.12.8 水道管破裂し院内浸水あり。 |